夏の模試の季節なのか、TLの高校生たちから受験がらみのコメントをいただくことがあります。もう何年も前のことなので今とは状況諸々全く違うかもしれませんが、ふと自分の受験生時代のことを思い出したので書いてみます!
私が大学受験に対して本気で腹をくくったのは高3の夏。ちょうど今くらいの時期ですね。
それまでは指定校推薦が欲しくて、学校の勉強を頑張る傍ら、それと並行して指定校がダメだった時のために受験勉強をしている程度。たまたま周囲に東大志望者が多く、意識が高く、聡明な彼女たちに憧れて、受験をする場合の志望校を東大に設定し、東大進学専門の塾に高3から入りました。が、なんとなく周囲に流されるように勉強をして自発的に考えようとしないまま、夏休みに突入しました。
そんな矢先、私の中で一大事件が。塾で9割目指すよう言われていたマーク模試。9割はおろか、悪くてもこの辺でしょ…と思った点数をはるかに下回り、帰って来た判定は東大E判定。
当時東大に対してそこまで真剣でなかったとはいえ、それでもショックな結果でした。
別に勉強をサボっているわけでもないのにこの結果は、もう無理だ。もともと指定校推薦を目指していたんだし…。もう受験勉強はやめよう。
なんていう逃げの思考が頭をよぎりました。(意志薄弱なあまちゃんでした…。)
一方で、周囲は当然、思い通りの結果が得られなくてもくじけず頑張ります。そんな周りと比べて泥臭い努力をしないまま結果を手に入れようとしていた自分に気づいて、そんな自分がたまらなく嫌だった。みんなが当たり前に乗り越えていく壁を超えることもチャレンジしないでいることに急に違和感を覚えました。指定校で早く決まったとして、残りの時間をうまく使って、受験という試練を越える以上の何かを得ることはないのではないか。そこで、指定校推薦に出願する事をやめよう、と決意しました。
そこから半年、自分のやるべきことを整理するために、受験日記というものをつけ始めました。
受験日記とはいえども毎日の記録を美文で認めていたわけではありません。普通のA5サイズのノートの冒頭数ページをカレンダーとして使い、余ったページをメモとして使う。そんなシンプルな作りのものですが、受験生時代は本当にこれに支えられていました。
日々の勉強の計画・反省、模試の結果、過去問の進行状況から塾の授業中にハッと心に残った言葉まで、諸々書きつけていました。直前期には、大好きな先生やお世話になったチューターさんにメッセージを書いてもらったりも。フィギュアスケート観戦が好きだった私は、随所に世界的なスケーターたちの名言も書き込み、勇気をもらっていました。
(1月のカレンダー。センター前の1月は一番勉強し、一番伸びたと思う時期。)
(「私はオリンピックで金メダルを取るのが夢だった。夢を追いかけるのがスポーツなら夢に届かないのもまたスポーツ。私は精一杯努力した。私は金を失ったのではない、銀を得たのだ。」アメリカのスケーター、ミッシェル・クワンの言葉)
(お世話になったチューターさんや先生からのメッセージ)
努力しているつもりでも目に見える結果に結びつかないと、不安に押しつぶされてすぐに逃げ出してしまっていた私にとって、このノートを作ることは日々の積み重ねを信じてあげるちょっとしたきっかけを作ることでした。
受験会場で結局読んだのも、このノートだけ。愛用していた参考書や模試の成績表は受験が終わった次の日になんのためらいもなく処分してしまいましたが、これだけは捨てられず、未だに残っています。
受験から3年、その時勉強した知識は悲しいまでに忘れてしまいましたが😓目に見えないものを半信半疑になりながらも信じる努力をしたあの期間は私の中で大切な時期です。ミスコンの活動が始まって1ヶ月が過ぎ、ただただエキサイティング!で済むだけの毎日ではなくなりました。なんだかんだ、こんな私でも考えることはあるのです笑 ミスコン期間は残り3ヶ月ほどとなりましたが、そんな時でも自分らしさを失わずに元気でいなければ、と自分を奮い立たせるときに役立っているのもこのときの体験かもしれません。
今回も長文読んでくださり、ありがとうございました😘
Moe Minamoto🍀